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好きな所にお墓を建てられるワケではない

好きな所にお墓を建てられるワケではない



好きな所にお墓を建てられるワケではないブログ:17 9 2016


僕と祖母には、
遠い昔に因縁の対決がありました。

それは、
僕が5歳になるかならないかの頃、
4歳上の姉と一緒に祖母の家にお泊りにいった時のこと…

僕にとっては、
生まれて初めてのお泊りで、
ウキウキしながら行ったはずの祖母の家なのに、

よるになるにつれて、あたりは暗くなり
玄関に置いてあるお面が黒光りし、
だんだん怖くなって家に帰りたくなります。

とうとう、耐えられなくなった僕は、
「うえぇ~ん、家に帰る、このうち怖ーい!」

こうなったら、居てもたってもいられません。
もちろん、そこにいる保護者である祖母は
出て行こうとする僕を必死に止めます。

しかし、その時の僕には、
「怖いところに押しとどめようとする鬼ばば」
にしか見えません。

大人になった今なら、止めて当たり前だと思うのですが、
出ていくことに必死の僕は、
とうとう暴言をくちにします。

「おばあちゃんなんか大嫌い!!」

僕にそう言われて、本気を出す祖母、

「僕も、あんたのこと好かんわね、あんたなんか泊りにこなくていい!」

ガーン、幼かった僕にはショックな一言でした。
結局、泊まらず
ママに迎えに来てもらって家路についたのでした。

それから20年以上、
僕は祖母の家には行くけども
どこか近づきにくい存在になっていました。

おそらく、祖母に嫌いと言った僕は
好かれるわけがないというのが
心のどこかにずっとあったようです。

それまでの僕は、
拒絶されることが怖くて、
祖母の顔をよく見ることができませんでした。

20数年間怖くて見ることが出来なかった祖母の顔は、
とっても愛おしい表情でした。

僕は今までもったいなかったなと思いつつ、
勇気をもって顔をあげることができて
よかったなと思っています。


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